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【市況】英ポンド週間見通し:強含みか、鉱工業生産の改善や貿易赤字の減少へ


■下落、英中銀は金融政策の現状維持を決定

先週のポンド・円は下落。米ドル・円相場は円安方向に振れたが、2月のサービス業PMIが予想を下回ったことや英国中央銀行が金融緩和策の継続を決定したことを理由に、ポンド売り・米ドル買いが活発となり、この影響でポンドの対円レートは一時181円台半ばまで下落した。取引レンジは181円49銭-184円93銭。

■強含みか、鉱工業生産の改善や商品貿易赤字減少予想で

今週のポンド・円は強含みとなる見込み。1月鉱工業生産の改善が予想されていること、1月商品貿易赤字の減少が予想されていることが、ポンド買いを促す要因となりそうだ。ただし、3月期末に向けた本邦機関投資家のリパトリ(ポンド建て資産売却・円買い)が増えた場合、対円レートの大幅な上昇は難しくなる。

○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・11日:1月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、12月:-0.2%)
・12日:1月商品貿易収支(予想:-97億ポンド、12月:-101.5億ポンド)

予想レンジ: 180円00銭-184円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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