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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「2万円視野だが、仕上げ局面として対応」


◆往来相場(12月8日高値1万8030円)を上放れると、日経平均は弾みをつけ、07年高値1万8300円を一気にクリアし、直近1万8790円と15年ぶり水準に躍進中(27日現在)。

◆日足、週足ともにチャートは「二段上げ」に突入、日足N波1万8500円を突破し、E波1万9108円、週足V波1万9468円、週足N波2万0090円を目指す流れとなり、いよいよ2000年ITバブル高値2万0833円もターゲットに入ってきた。

◆政策・金融相場を背景に先物主導で勢いづく相場。勢いのあるうちは「もうはまだ」となるのでトレンド(流れ)に従うのが基本。だが、RCI、ストキャスティクス、騰落レシオなどテクニカルが軒並み過熱点灯し、見方を変えれば「仕上げ局面」でもある。

◆3月SQも近付き「2月末~3月上旬」は高値示現のアノマリーもある。「陰転」の兆しが出ると過熱が一気に表面化するので、その時は機敏に行動することが必要だろう。抵抗線や転換線など下値ポイントのチェックを怠らぬこと。

(2月26日 記)

「チャートブック週足集」No.2014より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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