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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「二段上げスタート」


◆11月から続いた往来相場(12月8日高値1万8030円)を上抜き、日経平均は上昇に弾みをつける。19日に1万8322円まで上げ、07年小泉劇場時の高値1万8300円を一気にクリアした。

◆これで日足も週足もチャートが好転、「二段上げ」として新たな上値模索が始まる。その主な目安は日足N波1万8500円、週足のV波、N波で1万9460~2万0090円となるので、いよいよ2000年ITバブル時の高値2万0833円がターゲットになってくる。

◆TOPIXが日経平均に比べ出遅れている。先物ではサヤ(NT是正)を狙った裁定取引が活発で、銀行株物色も強めている。外需、内需と広く水準訂正する相場は悪くない。

◆ただ、日足テクニカルは過熱感を強め、そろそろ調整を挟むことも想定される。2月末から3月上旬はポイントになりやすく、流れが止まると「過熱」が表面に出るので日足の陰転には注意しておきたい。2万円指向とはいえ、一段ずつ「押し目買い、吹き値ウリ」。

(2月19日 記)

「チャートブック週足集」No.2013より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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