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【経済】日米の注目経済指標:米10-12月期GDP改定値予想は前期比年率+2.1%


2月23日-27日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■24日(火)日本時間25日午前0時発表
○(米)2月消費者信頼感指数-予想は99.5
先行指標となる2月ミシガン大学消費者信頼感指数は93.6で予想を大きく下回った。ガソリン価格の低下はプラス材料だが、予想外の結果となった。ただし、12月時点の期待指数は96.4で11月の88.5から上昇している。1月実績の102.9を下回る可能性が高いが、2月は100前後の高い水準を維持するものとみられる。

■26日(木)午後10時30分発表
○(米)1月消費者物価コア指数-予想は前年比+1.6%
参考となる12月実績は前月比変わらず、前年比では+1.6%だった。エネルギー価格の低下が他の分野にも波及しており、インフレ率は鈍化しつつある。ドル高によるインフレ抑制の影響を考慮すると、1月の市場予想は妥当な水準か。

■27日(木)午前8時30分発表
○(日)1月全国消費者物価コア指数-予想は前年比+2.3%
先行指標となる東京都区部の1月コアCPIは、前年比+2.2%で上昇率は12月実績をやや下回った。ガソリン価格の低下が要因。円安進行によるコスト転嫁は1月時点でも拡大していないもよう。全国レベルのインフレ率はやや鈍化する可能性がある。

■27日(金)午後10時30分発表
○(米)10-12月期国内総生産改定値-予想は前期比年率+2.1%
速報値では個人消費の伸びが大きく、経済成長に寄与した。ガソリン価格の低下や雇用環境の改善が奏功したようだ。改定値では個人消費に大きな変化はないが、在庫の伸びが鈍化する可能性があることや設備投資が下方修正される可能性があることから、成長率は速報値をやや下回る見込み。

《TN》

 提供:フィスコ

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