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【市況】東京株式(大引け)=212円高、終始買い優勢の地合い

 18日の東京株式市場は前日の米国株堅調を受けて終始買い優勢。日経平均株価はほぼ高値圏で着地した。
 大引けの日経平均株価は前日比212円高の1万8199円と大幅反発。東証1部の売買高概算は27億2387万株、売買代金概算は2兆8050億1000万円。値上がり銘柄数は1319、対して値下がり銘柄数は426、変わらずは117銘柄だった。東証1部全体の7割の銘柄が上昇、売買代金も膨らんだ。
 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが小幅ながら3日続伸となったほか、為替が1ドル=119円台前半の推移と円安に振れたことを受け高く始まった。ギリシャ問題は不透明感が漂うものの、目先はやや不安が後退していることもリスク選好ムードにつながり、好調な企業業績を背景に広範囲に物色された。日銀の金融政策決定会合は事前コンセンサス通り「現状維持」で株式市場は反応薄。引け後の黒田日銀総裁の会見を見極めたいとの思惑から、一段と上値を買う動きもみられず、後場に入っても1万8100円台半ばでの横ばいが続いたが、後場終盤に締まった。
 個別では、トヨタ<7203>が買われ、三井住友<8316>も高い。ソニー<6758>、ファナック<6954>も買われた。藤田観<9722>が急伸、アクリーティブ<8423>はストップ高となった。レオパレス21<8848>、リンテック<7966>、東精密<7729>も値を飛ばした。半面、コープケミ<4003>が大幅安、Jパワー<9513>、FPG<7148>も急落。Jフロント<3086>が売られ、近鉄エクス<9375>も下落した。富士紡HD<3104>も軟調。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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