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【市況】<動意株・18日>(大引け)=フリービット、ラオックス、ヨコオなど

 フリービット<3843>=後場急伸。午後0時30分に、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC、大阪市北区)およびCCCモバイル(東京都渋谷区)との間で資本・業務提携を締結するとともに、CCCとCCCモバイルに対して、第三者割り当てによる新株発行を行うと発表しており、これを好感した買いが入った。今回の提携で、フリービットはモバイル領域におけるB2C事業(freebit mobile事業)で、今後100万ユーザーの獲得を目指す上での企画・営業面の補完が期待できるとともに、拡大コストなどのリスクの軽減が見込まれるとしている。

 ラオックス<8202>=急伸。中国の旧正月にあたる「春節」の大型連休が、18日から始まり日本を訪れる中国人旅行客が増えるとの期待から、免税品販売を手掛ける同社株への物色が集中している。12日に発表した中期経営計画では、17年12月期の連結営業利益を120億円と前14年実績(17億円)から7倍強に増やす計画にあることも再評価されている。業績の急回復期待から1年前に50円前後だった株価は6倍強に跳ね上がっており、訪日外国人の増加に伴うメリットを享受するインバウンド関連の中核株として買い人気を集めている。

 ヨコオ<6800>=3日続伸。午前に、米国の著名医療機関クリーブランドクリニックと共同で「心臓血管用途ガイドワイヤ」を開発したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同社では、約3年前からクリーブランドクリニックと連携し、カテーテルを用いた低侵襲治療に用いる各種デバイスの共同開発を進めていたが、心臓血管用途向けに開発中の「ガイドワイヤ」で臨床前試験を実施し、良好な結果が得られたという。年央に米国薬事申請を行う予定で準備を進めているとしており、業績への寄与などが期待されている。

 住友ゴム工業<5110>=4日続伸。堅調な業績を評価し、ゴールドマン・サックス証券は17日、「買い」推奨を強調するとともに、目標株価を2100円から2250円に引き上げた。同社が12日発表した14年12月期の連結営業利益は前の期比11.9%増の862億5100万円と好調だった。アジアや中南米などでタイヤ販売が伸びたほか、円安や原材料安も追い風となった。15年12月期の連結営業利益は前期比4.3%増の900億円が計画されているが、同証券では970億円と増額修正を予想。アジアや欧州を中心に販路拡大を積極的に推し進め、出荷本数が増加することなど評価しており、16年12月期は同1000億円を見込んでいる。

 オールアバウト<2454>=連日のストップ高。人気化のきっかけは、16日取引終了後に発表されたファイブスターズゲーム(東京都中野区)の子会社化。ファイブスターズゲームはインターネット上で情報発信を行うことでリアルな店舗への集客を促すO2O(オンラインtoオフライン)と親和性の高い位置情報ゲームの開発基盤を持つとあって、事業領域の拡大やシナジーなどが引き続き期待されているようだ。

 アライドアーキテクツ<6081>=急伸。同社はきょう、フェイスブックが新たに開始したマーケティングパートナープログラム「Facebook Marketing Partners」のパートナー企業として認定されたと発表。業容拡大などが期待されているようだ。「Facebook Marketing Partners」は、フェイスブックマーケティングで強みを持つ開発会社と、その強みにあったニーズを持つクライアント企業を引き合わせることを目的とした認定パートナープログラム。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)

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