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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「往来上限迫るが、高値試練続く可能性も」

◆休み明け12日はすごかった。円安を背景にハイテク株はもちろん、内需も交え主力株が軒並み上昇、日経平均は350円上げ1万8000円にタッチした。11月、12月、1月と長らく続いた往来相場の上限1万8030円に迫り、往来突破に弾みつける可能性が出てきた。そうなれば、週足の二段上げとして07年1万8300円を目指すことになる……のだが。

◆主力株には年金買いのほかに、翌13日のSQに絡み先物のショートカバーが多分に含まれていたことは否めない。そうであればSQ後に反動が出る可能性もある。

◆カギを握るNYダウは12月からの往来が依然続く。NN倍率が逆転し、NYをよそに日本株だけ快走できるだろうか。日経先物の往来高値(12月)は1万8100円処だし、2月16日からは鬼より怖い納税期。現物日経平均が1万8030円を突破したとしても、まだ手放しでは喜べない。往来上限での試練がまだ続く可能性があり、上値追いは避けたい。

(2月12日 記)

「チャートブック週足集」No.2012より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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