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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):丸井G、UBIC、セイノーHD、アイダ

■丸井グループ <8252> 1,337円  +186 (+16.2%)   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 10日、丸井G <8252> が発行済み株式数(自社株を除く)の5.84%にあたる1600万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は12日から4月30日まで。併せて、発行済み株式総数の12.55%にあたる4000万株の自社株を3月20日付で消却すると発表。また、同時に決算を発表。15年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比7.4%増の215億円に伸びて着地したことも好感された。

■UBIC <2158> 1,235円  +137 (+12.5%)   本日終値
 10日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が黒字浮上で着地・10-12月期は3.8倍増益」が好感された。
 UBIC <2158> [東証M] が2月10日大引け後(16:00)に決算を発表。15年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は3.9億円の黒字(前年同期は3.2億円の赤字)に浮上した。
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■セイノーHD <9076> 1,291円  +105 (+8.9%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 10日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常は8%減益も対通期進捗は過去平均を超過」が好感された。
 セイノーHD <9076> が2月10日大引け後(15:10)に決算を発表。15年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.5%減の174億円に減ったが、通期計画の220億円に対する進捗率は79.3%に達し、前年同期の75.5%も上回った。
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■アイダエンジニアリング <6118> 1,303円  +104 (+8.7%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 10日に決算を発表。「今期経常を11%上方修正、配当も3円増額」が好感された。
 アイダ <6118> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比23.1%増の64.9億円に伸びた。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の25円→28円(前期は25円)に増額修正した。
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■スタジオアリス <2305> 1,969円  +156 (+8.6%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 10日に決算を発表。「今期経常は16%増益へ」が好感された。
 スタ・アリス <2305> が2月10日大引け後(15:30)に決算を発表。14年12月期の連結経常利益は前の期比25.2%増の38.8億円になり、15年12月期も前期比15.8%増の45億円に伸びる見通しとなった。3期連続増収になる。
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■ヨロズ <7294> 2,385円  +173 (+7.8%)   本日終値  東証1部 上昇率6位
 10日、ヨロズ <7294> が15年3月期の連結経常利益を従来予想の78億円→101億円に30.0%上方修正。17.2%減益予想から一転して7.6%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。北米や中国で自動車部品の販売が好調に推移する中、円安による収益押し上げ効果や為替差益の増加が利益を大きく押し上げる。業績上振れに伴い、年間配当を従来計画の22円→26円(前期は26円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが13.2倍→9.8倍に急低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■カルソニックカンセイ <7248> 706円  +50 (+7.6%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 10日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は3%増益」が好感された。
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■日本カーボン <5302> 273円  +19 (+7.5%)   本日終値  東証1部 上昇率8位
 10日、カーボン <5302> が決算を発表。14年12月期の連結経常利益は前々期比64.8%増の15.1億円に伸び、15年12月期も前期比44.9%増の22億円に拡大する見通しとなったことが買い材料。今期は半導体や太陽電池向けファインカーボンなどの販売が伸び、6.2%の増収を見込むほか、円安による収益押し上げ効果も増益に大きく貢献する。

■リロ・ホールディング <8876> 9,380円  +650 (+7.5%)   本日終値  東証1部 上昇率9位
 10日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が17%増益で着地・10-12月期も29%増益」が好感された。
 リロHLD <8876> が2月10日大引け後(15:00)に決算を発表。15年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.4%増の67.3億円に伸びた。
  ⇒⇒リロ・ホールディングの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「0.66%を上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 10日、リロHLD <8876> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.66%にあたる10万株(金額で8億7300万円)を上限に、12日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買い(買い付け価格は10日終値の8730円)を実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■ファナック <6954> 22,045円  +1,290 (+6.2%)   本日終値
 ファナック <6954> が大幅続伸。日経新聞が11日付で「米投資ファンドのサード・ポイントがファナック株を取得していたことが、同社が投資家向けに出した書簡で明らかになった」と報じたことが買い材料視された。報道によると「書簡はファナックについて『株主価値のために何もしない不合理な資本構造を持つ』などと指摘。1兆円規模の手元資金を有効活用するため、定期的な自社株買いをするよう求めた」という。サード・ポイントは著名投資家ダニエル・ローブ氏が率いる「物言う株主」として知られるおり、同社株取得による思惑買いが向かった。

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