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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「往来煮詰まり、突破を試すか注視」


◆個別株は決算発表のあと一方方向に大きく振れるケースが目立つ。それだけいま投資家は好業績(増額修正)を欲しているのだろう。大きく振れるのは日経平均株価も同じだが、全体相場の場合は国内要因だけでなく世界の動向によるところが大きい。

◆言うまでもなく原油やロシア、ギリシャを含めたユーロ、そしてNYダウや為替など、いま世界では各マーケットが大きく振れており、それが日経平均乱高下の一因でもある。そのような複雑な時代で投資家が相場の指針とするのは、やはり日経平均のチャートだろう。

◆日銀QE2で11月に1万6300円台の節を突破したが、その後は1万6700~1万8000円の往来が続く。上昇基調の中の踊り場(往来)であるから「上放れ」の可能性は十分で、投資家もそれに期待しているところ。だが、相場は「放れ足につく」もの。それまでは往来内の乱高下、小まめな対応で様子を見るのも一策。

(2月5日 記)

「チャートブック週足集」No.2011より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ

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