【材料】情報企画が買い気配、10-12月期(1Q)経常は37％増益、自社株TOBを実施

　2日、情報企画 <3712> [東証２] が決算を発表。15年9月期第1四半期(10-12月)の経常利益(非連結)が前年同期比36.7％増の2.4億円に伸びて着地したことが買い材料。

　地銀向けを中心に担保不動産評価管理システムや契約書作成支援システムなどが好調だった主力のシステム事業が収益を牽引。不動産購入に関わる一時的な経費増で営業赤字に落ち込んだ不動産賃貸事業を主力部門の好調で補った。

　また同日、発行済み株式数の18.34％にあたる75万株(金額で7億5910万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表したことも好感された。

　同社株25.06％を保有する筆頭株主で同社社長の資産管理会社、有限会社サポートが保有株の一部(17.11％)の売却意向を示したことに対応する。買い付け価格は前日終値を14.1％下回る1012円で、買い付け期間は3日から3月3日まで。
(「株探」編集部)