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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「調整一巡、『節分高』挑戦へ」


◆調整から始まった新春相場だが、日経平均は16日1万6592円を下値に切り返し、1万7000円台へ戻してきた。一目の「雲」の中に突入したが、節目の75日線や26週線、ネックラインを割り込むことなく上昇基調を維持した。

◆そして、22日にECBドラキ総裁が量的緩和を決めた。これまで原油急落、ロシア、ベネズエラ懸念、そしてスイスフランの上限撤廃(急伸)、日米独の金利低下、金上昇など、世界マーケットは波乱と懸念に満ちたが、それでも日米株価が上昇基調を維持したことで、「悪抜け」感が漂い出す可能性もある。そうなれば、次は節分高を目指すことになるが、米、英、独が再び最高値トライになっており、日本株も12月高値1万8030円挑戦となってもおかしくない。

◆ギリシャ選挙やFOMCをまだ注視せねばならず、先行きも不透明だが、目先は「1月調整→節分高」の流れになるのかを注目しておきたい。

(1月22日 記)

「チャートブック週足集」No.2009より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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