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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「高値圏往来、放れに従う」


◆高値圏で始まる新春相場は調整しやすく、日経平均株価は1月6日に525円下げ、12月29日の戻り高値1万7914円から1月7日安値1万6808円まで実質5日間で1100円下げるなど、今年も1月相場は調整から始まった。昨年は大納会高値から2月4日まで2400円下げており、そのことが今年も脳裏をかすめてしまう。

◆ただ、先物が7日夜に1万6550円まで下ヒゲを伸ばし、75日線や雲、13週線など下値の節に到達し、そこで「明けの明星」を見せた。日経平均の週足はこの2ヵ月1万6800~1万7900円ゾーンでもみ合っている。抵抗線を突破したあとの踊り場で上昇基調をキープすることから、再び切り返して高値にトライしてもおかしくない。カギ握るNYダウも日本株同様、75日線や雲、13週線に抵触してコツンときている。

◆ならば、往来「1万6800~1万7900円」から放れる方向が焦点で、当面はそれに従うべきだろう。SQ、米雇用統計を終える今週の動向がポイントになろう。

(1月8日 記)

「チャートブック週足集」No.2007より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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