市場ニュース

戻る
 

【市況】豪ドル週間見通し:通貨安誘導と商品市況の低迷が売り要因


■弱含み、商品市況低迷でオーストラリアの景況感悪化懸念

先週・先々週の豪ドル・円は弱含み。原油価格や鉄鉱石価格の下落を受けた商品市況の低迷で、オーストラリアの景況感悪化懸念が高まった。11月の小売売上高が予想を下回ったことやオーストラリア準備銀行による利下げ観測が台頭したことも豪ドル安につながったようだ。先週・先々週の取引レンジは95円66銭-98円42銭。

■弱含みか、12月雇用統計への警戒感

今週の豪ドル・円は弱含みか。12月失業率は6.3%と予想され11月から変わらずと見込まれているものの、雇用者数は小幅増加にとどまる可能性があることが要因。スティーブンス豪準備銀行総裁が豪ドル安誘導を表明していること、商品市況の低迷でオーストラリア準備銀行による利下げ観測が高まっていることも、豪ドル売り要因となる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・15日:12月失業率(予想:6.3%、11月:6.3%)

予想レンジ:94円00銭-99円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均