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【市況】1月7日のNY為替・原油概況(119.05)


 7日のニューヨークの外為市場でドル・円は119円65銭まで上昇後、118円85銭まで反落し119円12銭で引けた。米民間雇用者数を示すADP雇用統計の12月分が予想外に増加したこと、11月の米貿易赤字の予想以上の縮小を好感したドル買いが強まった。その後、公表された昨年末の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、連邦準備制度理事会(FRB)が4月前の利上げの可能性が少ないと見ていることが明らかになったため、早期利上げ観測に伴うドル買いが後退。

ユーロ・ドルは、1.1802ドルまで下落したのち1.1856ドルまで反発し1.1845ドルで引けた。ユーロ圏の12月消費者物価指数速報値が2009年来で最大の下落率となったことを背景に、欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)導入の思惑を受けたユーロ売りが再燃。ユーロ・円は、141円44銭まで上昇後、140円92銭まで下落した。

ポンド・ドルは、1.5131ドルから1.5055ドルまで下落した。

ドル・スイスは、1.0176フランまで上昇後、1.0127フランへ反落した。

[経済指標] ・米・12月ADP雇用統計:前月比+24.1万人(予想:+22.5万人、11月:+22.7万人←+20.8万人)
・米・11月貿易収支:-390億ドル(予想:-420億ドル、10月:-422億ドル←-434億ドル)

《KY》

 提供:フィスコ

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