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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 


「スピード調整か陰転か、カギ握る今後の動向」

日経平均株価は8日に1万8030円と1万8000円大台にタッチしたが、そこから11日1万7043円まで3日間で約1000円調整を入れた。10月17日安値から1ヵ月半で3500円も上げ、テクニカルが過熱を極め、変化日、SQ前のタイミングで日足が「宵の明星」となれば、当然の調整であり、外資系や先物筋が「達成感」から利食いに動いたことは容易に想定される。

◆だが、これが単なるスピード調整なのか、それとも陰転につながる調整なのかは今後の動向がポイントになる。日足でボリンジャーバンドの「-1」までは調整の許容範囲で、週足もネックライン(1万6900円処)までは通常の初押し。切り返して1万8030円更新となれば「年末年始高」へ再び加速しよう。

◆だが逆に、日足の「-1σ」やネックラインを割り込むと調整を深める可能性が出てくる。原油やNY、欧州の波乱も不穏。その意味で、SQと選挙を終えたここからの振れる方向がカギとなる。

(12月11日 記)

「チャートブック週足集」No.2004より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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