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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「選挙前でも陰転注視」


◆1万7500円処で少し足踏みした日経平均だが、12月になると再び動き出し4日に高値1万7912円と18000円大台に迫ってきた。週足のネックライン1万7000円処を抜いた後も順調に上昇トレンドを継続。ドル円も07年高値123円台に向け加速している。

◆師走となり、14日には衆院選もあり、当面のメドである「V波(倍返し)1万8219円」や「07年高値1万8300円」達成も時間の問題という雰囲気である。

◆今年も「年末高」との掛け声も高まってきたが、相場であるからどこかで調整は挟むだろう。スピード調整なら理想的だが、テクニカルの過熱を無視し、政策相場で強引に上げるなど、雰囲気は昨年5月と似ており、次の調整は深押しする可能性もある。

◆メジャーSQと選挙を控える今週は変化日が重なる。株も為替も当面のメドに迫っており、もし調整を入れ「達成感」臭わすなら、一旦手を空かして様子見も賢明な策となろう。

(12月4日 記)

「チャートブック週足集」No.2003より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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