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【市況】豪ドル週間見通し:弱含みか、雇用情勢の悪化懸念


■豪ドルはもみあい、豪準備銀行の利下げ観測浮上

先週の豪ドル・円はもみあいとなった。豪準備銀行金融政策決定会合で現状の金融政策の維持が決定されたこと、衆議院選挙で与党圧勝の調査結果を受けて、対円レートは下げ渋った。しかし、豪準備銀行は来年前半に利下げを実施するとの観測が台頭したことで豪ドルの対円レートはやや伸び悩んだ。取引レンジは99円99銭-101円37銭。

■11月雇用情勢悪化懸念で弱含みか

今週の豪ドル・円は、11月の失業率が6.3%と予想されており10月の6.2%から悪化が見込まれている。また、雇用者数は+15000人で10月の+24100人から減少が見込まれていることから、雇用情勢の悪化を想定して対円レートは弱含みとなる可能性がある。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・9日:11月企業信頼感(NAB)(10月:4)
・11日:11月失業率(予想:6.3%、10月:6.2%)

予想レンジ:98円00銭-103円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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