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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「株も為替も07年高値指向だが、陰転には注視」


日経平均株価は14日1万7520円へ上伸。日銀緩和、GPIFの日本株運用拡大、そして消費増税延期、解散などを好感して上げてきたが、テクニカルの過熱もあり、さすがに先週は一服入れた。17日には500円急落したが、週足のネックライン(1万7000円処)を割ることなくチャートは上昇基調をキープ、07年高値1万8300円方向を目指した動きが続いている。

◆ドル円も07年の高値123円台を目指して円安基調が続いているほか、「解散→選挙」は上がるという経験則もあり、いまはこの流れに逆らう必要もない。

◆ただし、皆が同じ見方に片寄り、テクニカルが過熱し、ボラティリティも高く、裁定買い残は3兆4000億円に積み上がっている。この状況でもし腰折れすると、昨年5~6月のような調整も起こり得る。外国人次第、NY次第という日本株でもあり、日経平均の1万7000円割れなど目先の相場「転換点」には注視しておく。

(11月20日 記)

「チャートブック週足集」No.2001より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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