【市況】NY原油先物週間見通し：もみあいか、OEPC総会の行方に注目が集まる

■NY原油先物
安値：73.92ドル
高値：77.83ドル
終値：76.51ドル
前週末比（騰落率）：0.91％

■強含み、産油国の減産への期待や中国の金融緩和で

NY原油先物は強含み。大手産油国の減産に対する期待が再浮上していることや中国の金融緩和が材料視されたようだ。中国の製造業活動低下を嫌気した売りが強まる場面があったが、中国による金融緩和を好感して週末前に原油先物は強い動きを見せた。


■もみあいか、OEPC総会の行方に注目が集まる

想定レンジ：75.00～77.00ドル

もみあいか。27日の石油輸出国機構（OPEC）総会での決定を見極める展開となる。原油の供給超過を受けてOPEC総会で減産を含めた何らかの動きが出てくる可能性がある。市場参加者の多くは一定規模の減産が決定されると予想しているが、減産規模が不十分だった場合、原油先物は反落する可能性がある。

《TN》

　提供：フィスコ