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【市況】英ポンド週間見通し:GPIFによるポンド建て資産投資増額期待も継続


■ポンドは伸び悩む、英中銀インフレ報告でのインフレ見通し下方修正で

先週のポンド・円は伸び悩んだ。英中銀インフレ報告で英国の成長率見通しとインフレ率見通しが下方修正されたこと、英国の失業率が予想を上回ったことが嫌気された。しかし、安倍首相が消費増税延期・衆院解散総選挙を決断する可能性が高まったことで、ポンドの対円レートは下げ渋った。取引レンジは181円08銭-184円68銭。

■ポンド・円強含みか、消費増税延期・衆院解散総選挙を受けた円全面安で

今週のポンド・円は、英国のインフレ率の低迷が予想されるものの、消費増税延期・衆院解散総選挙を受けて、円全面安の展開が予想されることでポンドの対円レートは強含みに推移すると予想する。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)によるポンド建て資産投資増額期待もポンド買い・円売り要因となる。

○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・17日:11月住宅価格(ライトムーブ) (10月+2.6%)
・18日:10月消費者物価指数(予想:前年比+1.2%、9月+1.2%)
・18日:10月生産者物価産出指数(予想:前年比-0.2%、9月-0.4%)
・19日:イングランド銀行(英中央銀行)金融政策決定会合議事録
・20日:10月小売売上高(予想:前月比+0.3%、9月-0.3%)

予想レンジ: 180円00銭-185円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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