【材料】創通が急反発、1→2の株式分割・今期経常13％増益・実質17％増配

　8日、創通 <3711> [ＪＱ]が11月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

　同時に決算を発表。14年8月期の連結経常利益は前の期比1.2％増の33.2億円で着地。続く15年8月期も前期比12.7％増の37.5億円に伸び、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　今期は前期と同程度の24作品に製作出資し、中核のアニメーション作品のプロデュース事業が高水準を維持。機動戦士ガンダム35周年記念の新作映像などの版権収入や販促・プロモーション売上も堅調な推移を見込む。

　業績好調に伴い、今期の年間配当は35円とし、株式分割を考慮した実質配当で16.7％増配する方針を示したことも買いに拍車を掛けた。株価はおよそ8ヶ月ぶりに年初来高値を更新。
(「株探」編集部)