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【特集】コンドーテック<7438>建築資材関連や電線、空調機器など電設資材関連の需要が好調


ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』9月29日放送において、コンドーテック<7438>を取り上げている。主な内容は以下の通り。

■事業概要
社会活動に欠かせないインフラ・環境関連資材を土木・建築業界を中心に物流、船舶、鉄道、環境分野など幅広い業界向けに販売している。主な取扱商品としては、ターンバックルやブレース等の産業・鉄構資材(製造・仕入販売)のほか子会社の三和電材で取り扱う電設資材(仕入販売のみ) がある。

■事業セグメント
事業セグメントは産業資材、鉄構資材、電設資材の3 つに区分されている。セグメント別売上高では産業資材が最も大きく全体の約6 割を占めており、仮設足場部材、木造住宅用金物、ブルーシート、土嚢袋などが主要商品。次いで、鉄構資材が2 割強、電設資材が2 割弱の構成となっている。
産業資材、鉄構資材のなかで自社製品の占める比率は、2014 年3 月期実績で約20% となっている。残り80% は国内外メーカーからの仕入販売で、仕入先のうち約23% は中国を中心とした海外からの輸入品となっている。5 万点を超える豊富な商品ラインナップと地域密着型の即納体制が強み。幅広い業界に販売しているため、特定業界の好不況の波を受けにくく、安定性の高い収益基盤を確立している。

■競合企業
競合企業としては、鉄構資材分野では同社とフルサト工業<8087> の大手2 社にほぼ絞られており、市場シェアはフルサト工業が6 割、同社が3 割となっている。一方、産業資材分野では商品ごとに競合企業が異なっている。大型土のうでは前田工繊<7821> や萩原工業<7856>、仮設機材ではアルインコ<5933>、エスアールジータカミヤ<2445>、建設資材全般では岡部<5959>、工具ではトラスコ中山<9830>等が競合相手となる。

■足元の業績
2014 年3 月期の連結業績は3 期連続で過去最高を更新した。建設業界が活況を呈する中で、ブレースや仮設足場部材など建築資材関連や電線、空調機器など電設資材関連の需要が好調に推移したのが主因。2015 年3 月期は売上高が前期比2.1% 増、経常利益が同1.9% 増と増収増益基調が続く見通しだが、第1四半期は2ケタの利益成長と順調なスタートを切っている。収益に関しては各セグメントともに順調な拡大をみせた。
また、第1四半期決算時には配当予想を上方修正、上半期は6.5円から10円に、通期では15.5円から20円に引き上げている。ほか、発行済み株式数の2.78%に当たる80万株の自己株式消却、株主優待制度の導入(100株以上でおコメ券2キログラム分)も発表、株主還元策強化が認識される状況に。また、中央技研の株式取得、子会社化も発表、積極展開にも舵を切っている。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TM》

 提供:フィスコ

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