【材料】■佐藤勝己の銘柄選定:スマートベータ指数導入で注目されるバリュー株
フィスコアナリストの佐藤勝己は、今回のGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人=Government Pension Investment Fund)の運用改革において「JPX日経400」とともに注目されるのが「スマートベータ」指数である、と指摘しています。佐藤は、スマートベータによって簡易スクリーニングの重要性が増すと考えており、FISCOアプリを用いて、割安銘柄のスクリーニングを行っています。
スマートベータ指数とは、特定のファクター(JPX日経400ではROE)に注目した、時価総額加重型でない指数です。なかでも、特定のファクターとしてはバリューに対する関心が高いようだと佐藤は指摘します。佐藤は今後、バリューファクターに対する関心がより高まるとともに、中小型株のパフォーマンスが相対的に高まっていくことを想定しています。
FISCOアプリの「スクリーニング」メニューでは、「時価総額」が「100億円以上1000億円以下」、前期実績の「PBR」が「1.0倍以下」、今期予想の「配当利回り」が「3%以上」と条件を設定して、さらに、株価の過熱感が小さい銘柄として、過去1ヶ月比での「株価騰落率」がマイナス(0%以下)の条件で銘柄を絞り込みます。
この条件では、記事執筆時点(2014年9月12日)では9銘柄がリストアップされました。なかでも、東証1部銘柄では、中山福<7442>、G7HD<7508>、伊藤忠エネクス<8133>、センコー<9069>、江守グループ<9963>の名前が挙がりました。
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提供:フィスコ