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【市況】英ポンド週間見通し:住宅市場が上昇すれば早期利上げ観測


■ポンド強含み、カーニー英中銀総裁の早期利上げ示唆で

先週のポンド・円は、カーニー英中銀総裁は賃金上昇が確認される前の利上げの可能性を示唆したこと、8月のイングランド銀行(英中央銀行)金融政策決定会合で2名の委員が利上げを主張したことで、170円71銭から一時172円63銭まで上昇した。取引レンジ:170円71銭-172円63銭。

■英国の住宅市場とウクライナ紛争に要注目

今週のポンド・円は、ウクライナ紛争を巡るプーチン露大統領とポロシェンコ・ウクライナ大統領の首脳会談、英国の住宅市場などに注目する展開となる。8月の英住宅価格が上昇した場合は、イングランド銀行(英中央銀行)の早期利上げ観測が高まることで、ポンド買い要因となる。また、ウクライナ紛争の終結期待が高まった場合、ロシアのオリガルヒ(新興財閥)による英国からの資金引き揚げ懸念は後退し、ポンド買いが優勢となる可能性がある。

○発表予定の主要経済指標・注目イベント
・25日:8月全国住宅価格
・29日:8月ホームトラック住宅調査
・29日:8月GfK消費者信頼感指数

予想レンジ: 169円00銭-174円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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