【市況】NY金先物週間見通し：もみあいか、地政学的リスク増大を意識した金買いは拡大せず

■NY金先物
安値：1,293.00ドル
高値：1,321.80ドル
終値：1,306.20ドル
前週末比（騰落率）：-0.37％

■金先物は弱含み、安全逃避の金買いは拡大せず

NY金先物は弱含み。15日にウクライナ軍がロシアからの武装車両を攻撃、一部を破壊したとの報道で金買いが優勢となったが、NYダウの下げ幅が縮小したことやウクライナでの停戦合意に向けた動きが進んでいるとの見方が出ており、安全逃避的な金買いはやや抑制される結果となった。


■もみあいか、地政学的リスク増大を意識した金買いは拡大せず

想定レンジ：1,260.00～1,360.00ドル

NY金先物はもみあいか。米国景気や米金融政策の動向が相場の方向性を決める要因となる。早期利上げ観測の後退は金先物に対する支援材料となるが、現時点で地政学的リスクの増大を意識した金買いは抑制されている。短期的には1300ドル近辺の取引が続く見込み。

《TN》

　提供：フィスコ