【市況】【↑】日経平均 大引け｜薄商いの中を大幅に4日続伸、1万5300円回復(8月14日)

日経平均株価
始値　　15284.38
高値　　15338.85(12:44)
安値　　15272.90(09:36)
大引け　15314.57(前日比 +100.94 、 +0.66％ )

売買高　　18億3783万株 (東証1部概算)
売買代金　1兆5702億円　(東証1部概算)

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■本日のポイント

　１．日経平均は大幅に4日続伸し、1万5300円台を回復
　２．米株高、円安が好感され買いが優勢
　３．機械受注は市場予想を下回ったものの、影響は限定的
　４．パルプ・紙、建設業など内需関連株の上昇が目立つ
　５．お盆休み入りで商いは薄く、売買代金は4日連続の2兆円割れ


■東京市場概況

　前日の米国市場では、小売売上高が市場予想を下回ったことで早期利上げ懸念が薄らぎ、ダウは91ドル高と反発した。

　東京市場では、日経平均は100円高と大幅に続伸し、1万5300円台を7営業日ぶりに回復した。

　米株高、1ドル＝102円台半ばへの円安進行を受け、買いが優勢となった。寄り付き前に発表された機械受注が市場予想を下回ったものの、相場への影響は限定的で、終日堅調な推移となった。

　ただ、お盆休み入りで薄商いの中を小口の先物買いに牽引されて上昇した色彩も濃く、上値では伸び悩む場面が目立った。売買代金は4日連続の2兆円割れと低空飛行を抜け出せない。

　東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)空運業、(3)建設業、(4)海運業、(5)情報・通信業。一方、下落した5業種は(1)不動産業、(2)その他金融業、(3)水産・農林業、(4)非鉄金属、(5)繊維製品。


■個別材料株

△高橋ウォール <1994> [ＪＱ]
　今期経常を6.2倍増益に55％上方修正。
△新日本科学 <2395>
　そーせい <4565> [東証Ｍ]と事業提携。
△比較コム <2477> [東証Ｍ]
　前期経常が上振れ着地、今期は2.4倍増益へ。
△アスラポート <3069> [ＪＱ]
　4-6月(1Q)経常は2.5倍増益、上期計画を16％超過。
△サイバーリン <3683> [ＪＱ]
　1→3の株式分割を実施。上期経常は対通期計画で81％進捗。
△Ｄガレージ <4819> [ＪＱ]
　今期経常は51％増益・4年連続最高益、2円増配へ。
△日立マクセル <6810>
　三菱UFJ証が投資判断を新規に「強気」、目標株価を2500円に設定。

▲Ｊトラスト <8508> [東証２]
　非開示だった今期経常は79％減益へ。
▲アイフル <8515>
　非開示だった今期経常は50％減益へ。
▲学研ＨＤ <9470>
　今期経常を一転48％減益に下方修正。

　東証1部の値上がり率上位10傑は(1)キムラタン <8107> 、(2)関電化 <4047> 、(3)星光ＰＭＣ <4963> 、(4)大豊建 <1822> 、(5)鉄建 <1815> 、(6)アニコムＨＤ <8715> 、(7)一工薬 <4461> 、(8)大同工 <6373> 、(9)ＨＵＧ <3676> 、(10)東京綱 <5981> 。

　値下がり率上位10傑は(1)アイフル <8515> 、(2)ＢＭＬ <4694> 、(3)ＫＬａｂ <3656> 、(4)ぐるなび <2440> 、(5)アルバック <6728> 、(6)ラサ工 <4022> 、(7)ティーガイア <3738> 、(8)トーセイ <8923> 、(9)フェリシモ <3396> 、(10)フェイス <4295> 。


【大引け】

　日経平均は前日比100.94円(0.66%)高の1万5314.57円。ＴＯＰＩＸは前日比8.37(0.66%)高の1270.50。出来高は概算で18億3783万株。値上がり銘柄数は1246、値下がり銘柄数は444となった。日経ジャスダック平均は2170.29円(7.77円高)。

［2014年8月14日］
(「株探」編集部)