【市況】NY金先物週間見通し:もみあいか、米長期金利の反転、上昇を警戒
■NY金先物
安値:1,283.30ドル
高値:1,324.30ドル
終値:1,311.00ドル
前週末比(騰落率):1.25%
■金先物は上昇、地政学的リスクの増大などを意識
NY金先物は上昇。8日の取引ではNYダウの大幅反発を意識して小幅安となったが、7日までは地政学的リスクの増大を意識した安全逃避の金買いが優勢だった。米国の長期金利が低下したことも金先物相場の上昇を促す一因となった。
■もみあいか、米長期金利の反転、上昇を警戒
想定レンジ:1,260.00~1,360.00ドル
NY金先物はもみあいか。ウクライナ、中東情勢の悪化を意識した安全逃避の金買いが大きく後退する可能性は低いとみられている。ただし、米長期金利の反転、上昇の気配があることから、金先物が上昇を続けることは難しくなった。短期的には1300ドル前後でもみあいを続ける可能性がある。
《TN》
提供:フィスコ