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【市況】豪ドル週間見通し:国内労働市場の急速な改善に対する期待は低下


先週の豪ドル・円は下落。6日発表の7月失業率は6.4%に上昇し、市場予想の6.0%を大きく上回った。また、ウクライナ、中東情勢の緊張継続を嫌気したリスク回避的な豪ドル売りが観測されたことや米ドル安・円高の相場展開となったことも影響し、豪ドルの対円レートは一時94円をやや下回った。取引レンジ:93円93銭-95円83銭。

今週の豪ドル・円の上値は重くなりそうだ。国内労働市場の急速な改善に対する期待は低下している。豪準備銀行(中央銀行)の政策金利は年内据え置きとの見方が広がっており、日本との金利差拡大を見込んだ豪ドル買いは縮小する可能性がある。ドル・円相場に大きな動きがない場合、豪ドルは主に94円台で推移する見込み。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・13日:8月ウエストパック消費者信頼感指数(7月:+1.9%)
・13日:4-6月期賃金コスト指数(前年比予想:+2.6%、1-3月期:前年比+2.6%)

予想レンジ:92円50銭-96円50銭

《TN》

 提供:フィスコ

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