【市況】【↑】日経平均 大引け｜好業績株への物色が続く、4日続伸(7月30日)

日経平均株価
始値　　15616.89
高値　　15666.62(09:09)
安値　　15594.89(09:42)
大引け　15646.23(前日比 +28.16 、 +0.18％ )

売買高　　19億4398万株 (東証1部概算)
売買代金　1兆8179億円　(東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

　１．日経平均は4日続伸、4日間の上げ幅は361円に
　２．1ドル＝102円台前半の円安を好感
　３．ホンダなど好業績株の選別物色が続く
　４．値下がり銘柄数(948)が値上がり銘柄数(701)を上回る
　５．売買代金は20日連続で節目の2兆円を下回る


■東京市場概況

　前日の米国市場では、FOMCの結果発表を控えて利益確定売りが優勢となり、ダウは70ドル安と反落した。

　東京市場では、日経平均は28円高と4日続伸した。この4日間の上げ幅は361円に達している。

　米株は反落したものの、1ドル＝102円台前半の円安が好感され続伸してスタート。朝方、一時マイナス圏に沈む場面はあったものの、ホンダ <7267> や花王 <4452> 、オムロン <6645> といった好業績株を物色する動きは活発で、指数は上値は重いながらも総じて堅調な推移となった。

　ただ、薄商いの中での上昇であり、東証1部の値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回るなど、市場の体温は温まらない。朝方発表された6月の鉱工業生産指数が東日本大震災以来の下げ幅になったことや、FOMCの結果発表を31日未明に控えることも投資家の様子見ムードを強めたようだ。

　東証33業種のうち上昇は14業種。上昇率の上位5業種は(1)その他金融業、(2)精密機器、(3)非鉄金属、(4)鉄鋼、(5)輸送用機器。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)鉱業、(3)建設業、(4)不動産業、(5)石油石炭製品。


■個別材料株

△フェリシモ <3396>
　「ＬＩＮＥが同社と提携し、ネット売買商品を定額で配送」と報道。
△共和レ <3553>
　4-6月(1Q)経常は3.6倍増益で着地、対上期計画で85％進捗。
△モブキャス <3664> [東証Ｍ]
　水口哲也氏プロデュースの新作パズルゲームを今冬リリース。
△ＯＬＣ <4661>
　野村証が「買い」を継続し、目標株価を1万9300円→2万2400円に増額。
△タカラバイオ <4974> [東証Ｍ]
　仏社から幹細胞事業会社を買収。
△大阪チタ <5726>
　4-6月(1Q)経常は38％増益、上期計画を既に53％超過。
△オイレス <6282>
　1→1.2の株式分割と3.46％上限に自社株買いを実施。
△日精工 <6471>
　今期最高益予想を21％増益に12％上乗せ、配当も4円増額。
△東海理 <6995>
　三菱UFJ証が「中立→強気」に格上げし、目標株価を1900円→2600円に増額。
△シマノ <7309>
　今期経常を一転して最高益に20％上方修正、配当も18円増額。

▲関電工 <1942>
　4-6月経常は51％減益で着地。
▲スカイマーク <9204>
　エアバスが解約で違約金710億円を求める方針と。

　東証1部の値上がり率上位10傑は(1)フェリシモ <3396> 、(2)共和レ <3553> 、(3)オイレス <6282> 、(4)北越工 <6364> 、(5)チムニー <3178> 、(6)新生銀 <8303> 、(7)サニックス <4651> 、(8)大阪チタ <5726> 、(9)ペガサス <6262> 、(10)日成ビルド <1916> 。

　値下がり率上位10傑は(1)エンプラス <6961> 、(2)スカイマーク <9204> 、(3)ノバレーゼ <2128> 、(4)日本トリム <6788> 、(5)モノタロウ <3064> 、(6)ＴＡＳＡＫＩ <7968> 、(7)大和小田急 <1834> 、(8)滝沢鉄 <6121> 、(9)アイスタイル <3660> 、(10)関電工 <1942> 。


【大引け】

　日経平均は前日比28.16円(0.18%)高の1万5646.23円。ＴＯＰＩＸは前日比1.83(0.14%)高の1292.24。出来高は概算で19億4398万株。値上がり銘柄数は701、値下がり銘柄数は948となった。日経ジャスダック平均は2228.66円(0.38円安)。

［2014年7月30日］
(「株探」編集部)