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【市況】<マ-ケット日報> 2014年7月30日

 30日の市場は日経平均が小幅ながらも4日続伸。終値は前日比28円高の1万5646円だった。米株下落にもかかわらずこの日もレンジ上抜け(1万5500円抜け)の流れが全体を支配し、指数は概ねプラス圏で推移。1ドル=102円台の円安も支援材料となっていた。ただ、この日は値下がり銘柄数の方が勝り、全体の水準訂正的な動きは一服。ローソク足も細かくなってきており、手詰まり感もやや出ているようだ。

 昨日の米国市場はロシアへの追加制裁を嫌気してダウ平均が反落した。7月の消費者信頼感指数は良かったものの、FOMC、雇用統計など重要イベントを前に手じまい売りが優勢となったようだ。一方、東京市場はレンジブレイクの勢いを保って本日も日経平均は上昇。国内主要企業の4-6月決算も今のところ概ね良好で、全体として下値を売りに行くような状況には当たらない。東証1部の売買代金は20日続けて2兆円を下回っているが、この商いでも株高を維持できる良好な需給状況にあるといえる。今晩は米国の4-6月GDP速報、FOMCの結果発表が注目される。無事通過がメインシナリオだが、週末の雇用統計までやはり注意は怠れない。個別では今期業績見通しが7期ぶり過去最高となるホンダ <7267> が上昇。株式分割と自社株買い発表を好感してオイレス工 <6282> が年初来高値へ急伸している。(ストック・データバンク 編集部)

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