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【特集】《注目銘柄を探る》岩谷産業、圧縮機のいらない水素ステーション開発目指す


岩谷産業<8088>は大幅反発で年初来高値(840円)に接近してきている。
燃料電池車(FCV)の年度内の市販が決まる中、燃料の水素価格引き下げに向けた動きが加速してきたと報じられている。
政府はFCVの燃料価格を2020年に現時点の想定の半値近くに下げ、ハイブリッド車(HV)並みにする目標を掲げている。また、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は28日、初の「水素エネルギー白書」を策定。水素の製造・輸送から販売まで供給網全体で低コスト化の取り組みが進みつつあると伝えている。

この流れのなか、14日に日本初のFCV向け、商用水素供給施設「水素ステーション」を開設したばかりの岩谷産業は、2年後をメドに圧縮機のいらない水素ステーションの開発を目指す。液化水素を専用装置で気体に戻した後、高圧にして自動車に供給する圧縮機だけで1億4000万円程度かかるようである。低コスト化の取り組みが加速する格好に。


<8088>岩谷産業 (水素ステーションを先行整備)
<6331>三菱化工機 (水素製造装置)
<7727>オーバル (水素ステーションへの流量計)
<6824>新コスモス電機 (ガスセンサー)
<6391>加地テック (水素ガス圧縮機)
<5907>JFEコンテイ (水素ガス車載容器)
<5017>富士石油 (ガス開発販売)
<4082>第一稀元素化学 (燃料電池材料)
<4114>日本触媒 (燃料電池)
<4461>第一工業製薬 (燃料電池用部材)
<6497>ハマイ (燃料電池用バルブ)
<6912>菊水電子工業 (交流電源用規格試験機)
<6957>芝浦電子 (温度センサー)
<6974>日本インター (燃料電池向け部材)
<9532>大阪ガス (燃料電池用触媒)

《TM》

 提供:フィスコ

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