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【市況】豪ドル週間見通し:豪準備銀行総裁「豪ドル安の可能性を過小評価している」


先週の豪ドル・円は弱含み。5月貿易赤字の急増や5月小売売上高の減少が嫌気された。豪準備銀行総裁は、「投資家は豪ドル相場の下落の可能性を過小評価している」と指摘したことも嫌気されたようだ。短期筋の豪ドル売り・米ドル買いが活発となり、豪ドルの対円レートは反落した。取引レンジ:95円17銭-96円50銭。

今週の豪ドル・円は、横ばいか。豪準備銀行総裁は、「投資家は豪ドル安の可能性を過小評価している」と指摘しており、投機的な豪ドル買いを強くけん制している。10日に発表される6月失業率は5.9%に上昇すると予想されているが、労働市場の急速な改善は期待できないとの見方が多く、豪ドルが上昇を続けることは難しくなりそうだ。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・10日:6月失業率(予想:5.9%、5月:5.8%)

予想レンジ:94円00銭-97円00銭

《TN》

 提供:フィスコ

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