市場ニュース

戻る
 

【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 期日向かいで高値示現、7月は陰転に注視


◆24日に首相が骨太の方針を発表した。ただ、事前に概ね骨格が出ていたのでサプライスはなく、マーケットの反応は限られた。

◆さて、株式市場はここから大きなポイントを迎える。大納会高値から6ヵ月目という日柄面でのポイントだ。日経平均はここまで「期日向かい」という形で5月21日安値から6月23日高値1万5442円まで5週間で1478円幅(10.5%)上げてきた。こうなると「出尽くし、期日高値」となることも一つ想定しておく。

◆24日に騰落レシオが過去最高164%をつけた。騰落レシオには「ピーク後も株価の上昇は続く」という経験則があるが、サイコロやRCIなどほかにも過熱信号出ており、「高値ゾーン」に来ていることは無視できない。

◆ボーナスシーズンで証券界が総強気となり、大納会に首相が訪れた12月。それと酷似の6月に首相は成長戦略を発表した。いまはまだ上昇基調で強気の相場だが、7月はチャートの陰転に注視となる。

(6月26日 記)

「チャートブック週足集」No.1980より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均