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【経済】日米の注目経済指標:ADP雇用統計は5月実績をやや上回る可能性との見方が多い


6月30日-7月4日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■7月1日(火)午後11時発表
○(米)6月ISM製造業景況指数-予想は、55.5
参考となる5月実績は55.4で4月との比較で+0.5。新規受注と生産は強い動きを見せたが、雇用は低下、在庫は横ばいだった。6月については、新規受注がやや伸び悩む可能性があることから、市場予想は妥当な水準か。

■7月2日(水)午後9時15分発表
○(米)6月ADP雇用統計-予想は、前月比+20.5万人
参考となる5月実績は、前月比+17.9万人だった。増加数は市場予想の+21万人程度を大きく下回った。4月実績は+22万人から+21.5万人に下方修正されている。6月については、5月実績をやや上回る可能性があるとの見方が多いが、雇用者数の増加が20万人を大きく上回る可能性は低いとみられている。

■7月3日(木)午後9時30分発表
○(米)5月貿易収支-予想は、-450億ドル
参考となる4月実績は-472.4億ドルで貿易赤字額は予想を上回った。輸入額が過去最大に膨らんだことが要因。輸出は-0.2%で伸び悩んだ。5月については、アジア諸国からの輸入額が高水準を維持するものと予想されており、赤字幅が大幅に縮小することはないとみられる。

■7月3日(木)午後9時30分発表
○(米)6月雇用統計?予想は、非農業部門雇用者数は、前月比+20.9万人、失業率は6.3%
参考となる5月非農業部門雇用者数は、+21.7万人で予想通りだった。労働市場の急激な改善は期待できないが、雇用の穏やかな拡大は持続する見込みであり、市場予想は妥当な水準か。

《FA》

 提供:フィスコ

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