市場ニュース

戻る
 

【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 政策相場、期日向かい


日経平均はSQ前に1週間の調整を挟んだが、SQ日の寄りを安値(1万4830円)として再び出直ってきた。3月7日の戻り高値1万5312円をクリアしたことで、日足は二段上げを、週足は三点底からの上昇を明確にした。

◆各平均線を下値に、スピード調整から切り返す動きは理想的で、強さを示唆する。こうなれば、大納会高値に対する「期日向かい」として、今月末まで上伸の可能性が高まる。GPIF改革、法人減税など骨太方針の骨格が明らかになったが、この株高はそれを「評価」したことになる。月末の閣議決定まで政策相場となり、投資家には強気観測が広まろう。

◆ただし、今月の上げっぷりは昨年末とウリふたつ。6月末が日柄的にもチャート的にも大きなポイントになりそうだ。相場が上がるのは大賛成で、流れに従うのが基本だが、抵抗線など下値のチェックも怠らずに付いて行きたい。

(6月19日 記)

「チャートブック週足集」No.1979より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

株探からのお知らせ

    日経平均