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【経済】【中国の視点】インドのモディ新政権が中国に急接近、「モディノミクス」に中国式導入か


インドのモディ新首相は9日、ニューデリーの首相官邸で中国の習近平国家主席の特使および中国の王毅外交部長(外相)と会談した。モディ首相は、中国の経済発展を評価したと同時に、インフラや製造業、ソフト分野における中国との協力強化関係を築く意向を示した。

また、インド人民党(与党、BJP)も、中印関係の強化がインド経済を押し上げる原動力になると指摘し、両国の協力強化などを通じてインドの製造業やインフラ整備などを改善させる方針を示した。

国境地域の領有権問題で中印両国はこれまで何度も衝突してきた。モディ新首相が就任後に中国に接近した理由について、低迷するインド経済を立て直すには中国などの協力が不可欠だと認識していると分析された。また、プラナブ・ムカルジー大統領は、モディ首相が王毅外相などと会見したと同じ日に一連の構造改革案や景気対策「モディノミクス」を発表した。

外国メディアは、モディ首相が領土問題よりも経済の建て直しを重視しており、同じ新興国である中国の成功例を取り入れることで成功の確率が高まるという点を認識していると分析した。

なお、9日に発表された景気対策の中で、雇用を創出するため、労働集約型産業の発展を促進する方針は明確にされた。インドの経済全体に占める製造業の割合は15%にとどまっているとは対照的に、中国の割合は31%となっている。モディ首相は、インフラ整備や外資の誘致などの分野で中国式を取り入れ、安定成長を維持する姿勢を強くアピールしている。

《ZN》

 提供:フィスコ

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