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【経済】ドラギ欧州中銀総裁のユーロ安「近隣窮乏化政策」


ドラギ欧州中銀総裁は、明日の欧州中央銀行定例理事会で、政策金利の引き下げ、マイナスの中銀預金金利、証券市場プログラム(SMP)の不胎化措置停止、超過準備のマイナス金利化、長期資金供給オペ(LTRO)第3弾などの、金融緩和パーケージを打ち出すことが予想されている。


ドラギ欧州中銀総裁は「ユーロ防衛」を表明し、国債購入プログラム(OMT)の導入を示唆しているものの、ユーロ圏の失業率は、11%台後半で高止まりしており、インフレ率も、前年比+0.5%で低迷し、ディスインフレ懸念が高まっている。


ドラギ欧州中銀総裁が、追加緩和策によりユーロ安誘導を目論み、失業率を低下させ、インフレ率を上昇させる「近隣窮乏化政策」を打ち出すことで、欧州の非ユーロ圏、英国、スイスの抵抗が警戒されている。

《MY》

 提供:フィスコ

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