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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「上放れ、まずは流れに従う」


◆三角保ち合いを煮詰めていた日経平均。そこからの放れ方向が注目されたが、結果は上放れに。日足は5月21日安値を三点底とし、そこから「赤三兵」を描き、26日に75日線と上値抵抗線を抜いて三角を上放れ、そして27日は一目「雲」の上に顔を出すなど順調に推移する。

◆29日現在「6連騰」で、100日線や遅行線が雲に差し掛かったことから、目先はスピード調整を挟むことが想定されるし、まだ上には26週線も控えている。だが、三角を上放れた以上はその流れにまず従うのが基本。

◆大納会高値から5ヵ月目に底打ちしたので、次は6ヵ月目に上値を試す「期日向かい」の展開もあり得る。6月といえばSQに成長戦略、そのほかボーナス、株主総会のある月。昨年「12月」のように個人マネー獲得のために証券界が地合い作りに尽力する。まずはどこまで上昇が続くか、見極める。

(5月29日 記)

「チャートブック週足集」No.1976より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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