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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「売買拮抗、三角保ち合いからの放れに注目」


◆日銀決定会合のあった21日に一時1万3964円まで下げるなど、先週の日経平均は再び1万4000円ラインを割り込みかけたが、2月、4月のときと同様、今回もそこから切り返した。1万4000円をキープしたことでチャートは三角保ち合いを維持し、煮詰まりを濃くする。こうなると、言うまでもなく三角保ち合いからの「放れ足」が焦点になってくる。

◆年初からもう5ヵ月が過ぎた。昨年5月23日高値からはちょうど1年が経つが、高値づかみで苦しい買い方と、1万4000円を割れないで溜まった売り方の勝負が間もなく決着しよう。

◆ここから成長戦略の材料が出やすく、上放れることも想定されるが、75日線、200日線、一目均衡表「雲」、26週線など上には多くの節がある。一方、下放れると二段下げ懸念となる。どちらにせよ、当面は放れ足に注目し、スタンスはその方向に従うことだ。

(5月22日 記)

「チャートブック週足集」No.1975より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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