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【市況】富田隆弥の【CHART CLUB】 「週足雲突入、強まる先安懸念」


◆連休明けの7日に日経平均株価はいきなり424円安、1万4033円と急落した。人気が片寄りやすい休み明けのところで、SQ前の水曜日とあって先物に売りが出て、持ちきれなくなった国内勢の見切り売りが加速した。そうした条件が重なり下げ幅を広げたと言える。そうなると「売り一巡」として目先的には反発も想定される。

◆ただし、チャートは危うい度合いを日に日に強めている。日足の75日線や200日線、週足の13週線、26週線、52週線など主だった平均線を軒並み割り込み、下値の節であった週足の雲上限(1万4327円)も割り込みそうな雲行き。こうなると買い方はますます苦しくなり、日経平均は反発しても欲張れず、デッドクロスする13週線1万4500円処がメドとなる。こうした状況では「上値」のことより「下値」の警戒を怠らないことだ。

(5月8日 記)

「チャートブック週足集」No.1973より転載 情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
(「株探」編集部)

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