【経済】日米の注目経済指標:米国雇用統計、ISM製造業景況指数など
3月31日-4月4日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■4月1日(火)午後11時発表
○(米)3月ISM製造業景況指数?予想は、54.0
参考となる2月実績は51.6に低下し、市場予想を大きく下回った。天候不順の影響があったが、雇用指数の低下などが影響した。3月については労働市場の改善が見込まれていることや天候不順の影響がなくなることから、2月との比較で上昇する可能性が高い。
■4月2日(水)午後9時15分発表
○(米)3月ADP雇用統計? 予想は、前月比+19.0万人
参考となる2月実績は前月比+13.9万人で市場予想を下回った。また、1月の雇用者数は従来発表の+17.5万人から+12.7万人に下方修正されている。2月時点では、多くの産業で雇用が弱かったことが確認されている。ただし、3月は製造業の雇用者数がある程度増加する
見込みであり、市場予想は妥当な水準か。
■4月3日(木)午後9時30分発表
○(米)2月貿易収支? 予想は、-385億ドル
参考となる1月実績は-391億ドル。赤字幅は多少拡大したが、輸出入はいずれも増加した。
1月については、欧州向け輸出は増加したが、中国向け輸出は減少した。1月に輸入が増加したことで2月は輸入の伸びが抑制される見込み。市場コンセンサスは妥当な水準か。
■4月4日(金)午後9時30分発表
○(米)3月雇用統計?予想は、非農業部門雇用者数は、+19.0万人、失業率は6.6%
3月15日時点での新規失業保険申請件数は32万件で2月15日時点の33.6万件を下回っている。天候不順による影響は消え去っていることから、市場予想は妥当か。労働時間の顕著な変動がないことから、3月の失業率はやや低下する見込み。市場予想は妥当か。
《FA》
提供:フィスコ