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【経済】中国:河北省保定市などに首都機能を一部移転へ、不動産価格が急上昇


中国は首都・北京市にかかる負荷を分散させるために、隣接する河北省や天津市へと首都圏を拡大する見通しだ。河北省政府が26日に発表した通達では、一部の首都行政機能を同省の保定市、廊坊市へと移行させる方針が示された。

河北省の通達によれば、政府機関の一部部門や大学、科学研究所などが上記の2都市に移転される。北京市で大気汚染や交通渋滞、住宅不足などが深刻な社会問題となる中、人口を分散させる狙いがある。

中国現地ではこれより先、保定市への「遷都」観測も浮上していたが、実際には「副都心」との位置付けとなった。河北省ではその他の周辺都市も巻き込み、北京市の衛星都市へと発展させる方針としている。

この政府方針を受け、保定市は早くも不動産バブルの様相を呈し始めているという。地元メディアによると、新築物件の価格はここ1週間ほどで約10%上昇。不動産見学ツアーに市内外から客が殺到しているという。

《NT》

 提供:フィスコ

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