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【経済】イエレン第15代FRB議長の試練


イエレン第15代FRB議長が、量的緩和は今秋に終了し、利上げ開始は、量的緩和が終了後「6ヶ月程度」と時間軸目安を示唆したことで、2015年第2・四半期までの利上げ観測が高まっている。


2016年にFOMCの投票権を持つタカ派のブラード米セントルイス地区連銀総裁は、「FRBは、2015年第1・四半期に利上げを開始すべき」と述べた。


2015年にFOMCの投票権を持つハト派のエバンズ米シカゴ地区連銀総裁は、「FRBは実質ゼロ金利を2015年後半まで継続する必要がある」との認識を示した。


バーナンキ第14代FRB議長は、2008年9月のリーマン・ショック後に、FRBが94年間で積み上げてきた9000億ドルのバランスシートを、7週間で2倍の1.8兆ドルに増やし、6年後の今年1月の退任時には、4兆ドル増額した。


イエレン第15代FRB議長は、6年間で増えた4兆ドルを減らし始めるタイミングの決断という重責を抱えている。

《MY》

 提供:フィスコ

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