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【材料】ソーダニッカ---第3四半期営業益4.3%増、化学品と機能材の二事業を基軸に環境関連ビジネス強化


化学商社のソーダニッカ<8158>は6日、2014年3月期第3四半期(2013年4-12月)決算を発表。売上高が前年同期比6.1%増の747.42億円、営業利益が同4.3%増の10.27億円、経常利益が同4.6%増の11.55億円、四半期純利益が同35.2%増の7.03億円だった。

セグメント業績では、化学品事業の売上高が前年同期比0.3%減の506.80億円、セグメント利益が同3.2%増の17.70億円。主力商品のか性ソーダ及び硫酸、水処理薬剤のポリ塩化アルミニウムは減収。一方、官公庁向けの活性炭や脱硫用途の水酸化マグネシウム及び製紙向けのクロレート、電池材料のマンガン化合物及びメッキ向けシアン化合物は増収となった。

機能材事業の売上高は同21.9%増の230.13億円、セグメント利益は同57.2%増の5.40億円。合成樹脂ではポリプロピレン樹脂、フィルム類ではポリプロピレン、ポリエチレン及びナイロンフィルムが増収。機器類では、太陽光パネル等の電気関連機器は大幅に増収。一方で、包装関連機器及び回転機器は減収だった。その他事業では、連結子会社の曹達日化商貿(上海)有限公司の増収により、売上高が同42.1%増の10.48億円、セグメント利益が同54.7%増の0.14億円。

14年3月通期については、売上高が前期比5.9%増の990.00億円、営業利益が同14.9%増の14.00億円、経常利益が同12.2%増の15.00億円、純利益が同15.3%増の8.80億円とする期初計画を据え置いている。

ソーダニッカ<8158>は、か性ソーダなど、主力のソーダ製品をはじめ無機・有機薬品、石油化学製品、合成樹脂製品などを取扱う独立系の化学品専門商社。液状化対策や地盤改良用グラウト材料の扱いを強化。また、産業用に太陽光発電システムの販売を展開している。

《FA》

 提供:フィスコ

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