ＳＤエンター、前期経常を75％下方修正、配当も4.84円減額

折込み済でなかったフィットネス店舗の移転に伴う一時休業（第３四半期会計期間中２ヶ月間）があったことやゲーム事業におけるネットキャッチャーの期待はずれ（12月末にて一時営業休止し、次期移転再開に向け運営見直し着手中）、さらには営業基盤の中心である札幌市における10月及び12月の記録的な大雪の影響により、客足が遠のいたこともあり、ボウリング事業を中心に既存施設の売上が前回予想を下回りました。営業利益及び経常利益については、売上高が前回予想を下回ったことに加え、第３四半期までは、子会社において新規事業である放課後デイサービス及び認可外保育事業のための開業準備費用の負担など販売費及び一般管理費の押し上げ要因がありました。一方で第３四半期までの低迷を打開すべく、当社における一番の繁忙期である第４四半期会計期間において、フィットネス事業部の移転オープンしたＳＤフィットネス津藤方店が大成功のスタートを切ったこと、ゲーム事業部における新型クレーンゲームの集中投入による効果が大きく、14四半期ぶりにゲーム事業の売上がプラスに転じたこと、創業99周年プレセール企画による生涯ボウリング投げ放題プラン等の効果があったこと等により、前年同期比較は売上高41百万円増、営業利益89百万円増、経常利益１億円増と一定の挽回はできましたが、とどかず前回予想を下回りました。親会社株主に帰属する当期純利益は、売上高・営業利益・経常利益が前回予想を下回ったことに伴い、第３四半期までは低調に推移しましたが、営業利益及び経常利益と同じく第４四半期会計期間を前期と比較して1億67百万円増と一定の挽回はできましたが、とどかず前回予想を下回りました。

　当期の配当については、１円配当と復配をすることとさせていただく予定ですが、下記の通りの理由により、期初に公表した配当予想を修正する見込みとなりました。当社は、「株主への利益還元を重要な経営課題の一つと位置づけており、機動的な利益還元と、経営財務の安定性確保の観点から、当期純利益の水準に応じた業績連動型配当の実施を基本方針とし、配当性向10％～50％目処とすることを基本方針とすることにしており、当期においては連結業績予想に基づいた連結配当性向30％を目安に５円84銭を予想しておりましたが、業績予想の修正に記載したとおり、親会社株主に帰属する当期純利益が20百万円となり、配当性向を約44％とさせていただき、１株当たりの期末配当金を１円00銭とさせていただきます。（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって異なる結果となる可能性がありますことをご承知おき願います。