サンエー化研 <
4234> [JQ] が2月12日大引け後(15:15)に決算を発表。16年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比4.0倍の10.5億円に急拡大した。
併せて、通期の同利益を従来予想の10億円→11.6億円(前期は0.8億円)に16.0%上方修正し、増益率が12倍→14倍に拡大する見通しとなった。
会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の3.2億円の黒字→4.8億円の黒字(前年同期は1.6億円の赤字)に48.9%増額した計算になる。
直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比34倍の3.7億円に急拡大し、売上営業損益率は前年同期の-0.6%→4.2%に大幅改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
売上高については、スマートフォン市場の成長が踊り場に差し掛かったことや、中国の景気減速がより鮮明になったことで、表面保護フィルムの販売が伸び悩みました。また、電材用工程紙やIT関連用途の剥離紙などの販売も海外向けが低調で計画に届かない見通しとなり、前回公表の予想値よりも減収となる見込みとなりました。 一方、利益面については、原油価格が想定よりも下落し
»続く
たことによる原材料コストの低減に加え、各工場における生産合理化の一層の強化により、前回公表の予想値よりも増益となる見込みとなりました。(注)本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づくものであり、当社としてその達成を約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は、様々な要因により大きく異なる可能性があります。