大成建 <
1801> が11月9日後場(14:00)に決算を発表。16年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の442億円に急拡大した。
併せて、通期の同利益を従来予想の620億円→830億円(前期は744億円)に33.9%上方修正し、一転して11.5%増益見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比27.5%減の387億円に減る見通しとなった。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の8円→10円(前期は8円)に増額修正した。
直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比24.6%増の241億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の4.7%→6.7%に改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
(1)個別業績予想の修正理由 売上高は前回予想より400億円の減収となるものの、建築事業の利益率好転に伴う売上総利益の増益などにより、営業利益は前回予想より140億円の増益となる見通しです。 また、営業利益の増益に加え、金融収支の好転などに伴い営業外損益が好転することから、経常利益は前回予想より170億円、当期純利益は120億円の増益となる見通しです。 な
»続く
お、完成工事総利益率は、9.3%(土木11.9%・建築8.4%)となる見通しです。 (前回発表予想7.8%(土木11.3%・建築6.7%))(2)連結業績予想の修正理由 個別業績予想の修正に加え、国内子会社の業績が総じて好調であることなどから、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は個別業績を上回って増益となる見通しです。
当社は、長期的な安定配当を基本方針として、将来の事業展開に備えるために内部留保の充実を図りながら、業績の好調な時は特別配当等により株主に利益の還元を行うこととしております。 平成28年3月期の中間配当金につきましては、当期の業績及び今後の経営環境等を総合的に勘案し、1株につき5円とすることを決議いたしました。 また、期末配当予想につきましても1株につき5円とし、1株当たり年間配当金予想を前期配当金に比べ2円増配の10円に修正いたしました。