アダストリア <
2685> が9月30日大引け後(15:00)に決算を発表。16年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の83.2億円に急拡大した。
併せて、通期の同利益を従来予想の70億円→143億円(前期は64.5億円)に2.0倍上方修正し、増益率が8.5%増→2.2倍に拡大する見通しとなった。
会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の連結経常利益は前年同期比39.7%増の59.7億円に拡大する見通しとなった。
業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の75円→110円(前期は75円)に大幅増額修正した。
直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比4.9倍の33.9億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.4%→6.8%に急改善した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
第2四半期(累計)は、主力ブランドでのベーシックアイテムの品質改善・販売力の向上、WEB事業の大幅伸長等の要因に加えて天候にも恵まれ、売上が好調に推移しました。値下げロスも抑制できたため売上総利益率が改善し、販管費もコントロールした結果、売上高以下全ての項目で平成27年6月30日に公表いたしました予想を上回って着地しました。第3四半期以降につきましても、円
»続く
安による仕入原価上昇の影響は増大するものの、上記要因は概ね継続できるものと判断し、第3~4四半期の業績予想を売上高で19億円、営業利益で14億円、経常利益で15億円、当期純利益で9億円上方修正いたしました。なお、第3四半期より、アダストリア単体に株式会社N9&PGの生産部門を移管・統合しておりますので、個別業績の修正幅には統合の影響が含まれております。 (注)上記業績予想につきましては、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
当社の配当につきましては、のれん償却前連結配当性向30%を基本方針とし、1株当たり配当金額の安定性にも配慮しつつ、決定することとしています。本日、当社は『平成28年2月期通期連結・個別業績予想の修正に関するお知らせ』を公表しており、平成28年2月期通期連結純利益を68億円に修正しております。この修正業績予想に上記基本方針を適用した結果、1株当たり年間配当を110円と予定させていただくこととしました。また、中間期・期末のキャッシュフローを勘案して、中間配当を1株当たり40円とすることを決定し、期末配当は1株当たり70円とさせていただく予定です。