【市況】ダウ先物は続落 マイクロソフトとメタが決算受けネガティブな反応=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:44)(日本時間21:44)
ダウ先物 42174(-189.00 -0.45%)
S&P500 5817.25(-34.75 -0.59%)
ナスダック100先物 20405.50(-129.25 -0.63%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。市場は今週の大手IT・ハイテク企業の決算に注目を集めているが、前日引け後に決算を発表したマイクロソフト<MSFT>とメタ<META>の株価がネガティブな反応を示していることが全体相場を圧迫している。
マイクロソフトは、アジュール部門が34%の増収を記録し好調な内容ではあったものの、フッドCFOが「AI分野推進であてにしていた一部のデータセンターの能力が実現しなかった」と指摘。これがアジュール事業の10-12月期の伸びを抑える見通しであること述べたことが嫌気されている。一方、メタも広告収入が好調で好決算ではあったものの、も通期の支出見通しを上方修正したことに懸念が出ている。
「マグニフィセント7と呼ばれる大手IT・ハイテク企業への高い期待と伸びきったバリュエーションは、逆にセンチメントが簡単に傷つきやすいことも意味する。多くの場合、投資家は完璧を求め、決算は厳しい監視下に置かれる。通常であれば、それほど大したことはない失望であっても、このような環境下では投資家心理を動かすという点で重要な意味を持つ」といったコメントも聞かれた。
なお、先ほど9月のPCEデフレータが発表になり、ほぼ予想通りの内容だったことから、米株式市場の反応は限定的となっている。総合指数で前年比2.1%、コア指数で2.7%だった。
マイクロソフト<MSFT>が時間外で下落。前日引け後に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、アジュール部門の売上高は34%の増収となり好調な決算を発表した。しかし、その後のフッドCFOが会見で「AI分野推進であてにしていた一部のデータセンターの能力が実現しなかった」と指摘。これがアジュール事業の10-12月期の伸びを抑える見通しであることを示したことが嫌気されている。
メタ・プラットフォームズ<META>が時間外で下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、広告収入が好調だったほか、ファミリー・オブ・アプリも予想を上回り、好調な決算を発表した。しかし、株価は時間外で冴えない反応。アナリストからは「好決算ではあったものの、通期の資本支出が若干上方修正されていたことが影を落としている」との指摘が出ていた。通期の資本支出は380億-400億ドルを見込み、従来の370億-400億ドルから若干引き上げている。
ウーバー<META>が時間外で下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表。第4四半期の業績見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。
eコマースのイーベイ<EBAY>が時間外で下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。総取扱額(GMV)も海外が好調で予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスを嫌気している模様。ホリデーシーズンの第4四半期および通期において、予想を下回る売上高を見通しを示したことが嫌気されている。
本日はアップル<AAPL>、アマゾン<AMZN>、インテル<INTC>が引け後に決算を発表。
(NY時間08:54)(日本時間21:54)時間外
ウーバー<UBER> 72.87(-6.56 -8.26%)
イーベイ<EBAY> 59.18(-3.45 -5.51%)
アップル<AAPL> 229.90(-0.20 -0.09%)
マイクロソフト<MSFT> 416.50(-16.03 -3.71%)
アマゾン<AMZN> 190.25(-2.48 -1.29%)
アルファベット<GOOG> 175.39(-0.75 -0.43%)
テスラ<TSLA> 257.52(-0.03 -0.01%)
メタ<META> 582.20(-9.60 -1.62%)
エヌビディア<NVDA> 137.67(-1.67 -1.20%)
AMD<AMD> 147.85(-0.75 -0.50%)
イーライリリー<LLY> 841.00(-5.83 -0.69%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 42174(-189.00 -0.45%)
S&P500 5817.25(-34.75 -0.59%)
ナスダック100先物 20405.50(-129.25 -0.63%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。市場は今週の大手IT・ハイテク企業の決算に注目を集めているが、前日引け後に決算を発表したマイクロソフト<MSFT>とメタ<META>の株価がネガティブな反応を示していることが全体相場を圧迫している。
マイクロソフトは、アジュール部門が34%の増収を記録し好調な内容ではあったものの、フッドCFOが「AI分野推進であてにしていた一部のデータセンターの能力が実現しなかった」と指摘。これがアジュール事業の10-12月期の伸びを抑える見通しであること述べたことが嫌気されている。一方、メタも広告収入が好調で好決算ではあったものの、も通期の支出見通しを上方修正したことに懸念が出ている。
「マグニフィセント7と呼ばれる大手IT・ハイテク企業への高い期待と伸びきったバリュエーションは、逆にセンチメントが簡単に傷つきやすいことも意味する。多くの場合、投資家は完璧を求め、決算は厳しい監視下に置かれる。通常であれば、それほど大したことはない失望であっても、このような環境下では投資家心理を動かすという点で重要な意味を持つ」といったコメントも聞かれた。
なお、先ほど9月のPCEデフレータが発表になり、ほぼ予想通りの内容だったことから、米株式市場の反応は限定的となっている。総合指数で前年比2.1%、コア指数で2.7%だった。
マイクロソフト<MSFT>が時間外で下落。前日引け後に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、アジュール部門の売上高は34%の増収となり好調な決算を発表した。しかし、その後のフッドCFOが会見で「AI分野推進であてにしていた一部のデータセンターの能力が実現しなかった」と指摘。これがアジュール事業の10-12月期の伸びを抑える見通しであることを示したことが嫌気されている。
メタ・プラットフォームズ<META>が時間外で下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、広告収入が好調だったほか、ファミリー・オブ・アプリも予想を上回り、好調な決算を発表した。しかし、株価は時間外で冴えない反応。アナリストからは「好決算ではあったものの、通期の資本支出が若干上方修正されていたことが影を落としている」との指摘が出ていた。通期の資本支出は380億-400億ドルを見込み、従来の370億-400億ドルから若干引き上げている。
ウーバー<META>が時間外で下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表。第4四半期の業績見通しが予想を下回ったことが嫌気されている。
eコマースのイーベイ<EBAY>が時間外で下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。総取扱額(GMV)も海外が好調で予想を上回っている。ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスを嫌気している模様。ホリデーシーズンの第4四半期および通期において、予想を下回る売上高を見通しを示したことが嫌気されている。
本日はアップル<AAPL>、アマゾン<AMZN>、インテル<INTC>が引け後に決算を発表。
(NY時間08:54)(日本時間21:54)時間外
ウーバー<UBER> 72.87(-6.56 -8.26%)
イーベイ<EBAY> 59.18(-3.45 -5.51%)
アップル<AAPL> 229.90(-0.20 -0.09%)
マイクロソフト<MSFT> 416.50(-16.03 -3.71%)
アマゾン<AMZN> 190.25(-2.48 -1.29%)
アルファベット<GOOG> 175.39(-0.75 -0.43%)
テスラ<TSLA> 257.52(-0.03 -0.01%)
メタ<META> 582.20(-9.60 -1.62%)
エヌビディア<NVDA> 137.67(-1.67 -1.20%)
AMD<AMD> 147.85(-0.75 -0.50%)
イーライリリー<LLY> 841.00(-5.83 -0.69%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース