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【材料】ネットフリックスが決算受け時間外で下落=米国株個別

(NY時間17:01)(日本時間06:01)時間外
ネットフリックス<NFLX> 594.35(-16.21 -2.65%)

 ネットフリックス<NFLX>が引け後に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。有料会員数の伸びも予想を大きく上回り好調な決算となった。北米での有料会員数の伸びが予想以上に堅調だった。オリジナル番組の好調とパスワード共有の取り締まりにより予想以上に新規顧客を獲得し、2020年以降で最高のスタートを切った。

 ただ、株価は時間外で下落。発表直後は売買が交錯したものの次第に売りが強まっている。第2四半期の売上高見通しが予想に届かなかったことが嫌気されているほか、有料会員数の伸びが鈍化すると述べた点もネガティブな反応に繋がっている模様。

 同社への期待はここ数日、アナリストが次々とバラ色の予測を発表したことで急上昇していたが、同社は「今期の加入者数は減少するものの売上高は16%増加する」と述べた。

 同社はまた、来年の第1四半期から四半期ごとの有料会員数と加入者1人当たり売上高の報告を停止すると述べた。これらの指標は長らくウォール街が同社の業績を評価する主要な方法だったが、同社は売上高や利益といった伝統的な指標に焦点を移そうとしている。経営陣は引き続き主要な加入者数のマイルストーンは報告する予定。
  
 アナリストからは「来年から四半期ごとの加入者数を開示しないという動きは、あまり良い結果をもたらさないだろう。昨年見た加入者の伸びを考えればなおさらだ」とのコメントも出ている。

(1-3月・第1四半期)
・1株利益:5.28ドル(予想:4.52ドル)
・売上高:93.7億ドル(予想:92.6億ドル)
・営業利益率:28.1%(予想:25.7%)
・有料会員数:+933万(予想:+484万)
  北米:+253万人(予想:+98.8人)
  EMEA:+292万人(予想:+158万人)
  南米:+172万人(予想:+83.7万人)
  アジア・太平洋:+216万人(予想:+148万人)
・FCF:21.4億ドル(予想:18.7億ドル)

(4-6月・第2四半期見通し)
・1株利益:4.68ドル(予想:4.54ドル)
・売上高:94.9億ドル(予想:95.1億ドル)
・営業利益率:26.6%(予想:25.4%)

(通期見通し)
・売上高:13~15%増収
・FCF:約60億ドル(予想:64.9億ドル)
・営業利益率:25%(従来:24%)(予想:24.1%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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